2019.9.05
製薬産業企業に損害を与えユーザーの命を危険にさらす偽薬問題から製薬業界を守る
サイバーセキュリティIoT プラットフォーム企業、ワイズキー社は、
本日(元記事日付2019年8月27日)、
製薬産業の企業に損害を与え、ユーザーの命を危険にさらす危機を増大させる偽薬問題から、製薬業界を守ることを目標として開発された偽造防止NFC
(近接無線通信、Near Field Communication)デバイスが、米国特許番号7,898,422 として米国特許に登録されたと発表しました。
ワイズキー社 米国特許参照リンク
世界保健機関(WHO)は最近、世界中で販売されているすべての医薬品の3 分の1 が非正規であると推定しています。
ネットショッピングが、これらの非正規医薬品に流通経路を提供し、非正規医薬品を信頼できる正規医薬品ブランドと誤解させ、
誤った信頼性を与てしまう場合があります。これにより、非適切(地域によっては違法)なオンライン薬局とそれらを配布するオンライン市場が大幅に増加しました。
非正規薬はいたるところにあります。また、非適切なオンライン薬局と、非適切(もしくは違法)な流通を行うオンライン市場が大幅に増加しました。非正規な医薬品はいたるところにあります。
それら非正規医薬品は、医薬品産業だけでなく、深刻な被害を消費者にも与えます。
ワイズキーのNFC IoT チップは、消費者の個人情報を保護しながら、信頼性の高い安全な方法で、医薬品の製造工程管理、製品認証、過去と現在の流通を追跡するデジタル識別(アイデンティティ)
を導入することにより、効果的に、偽物もしくは非正規医薬品と戦い、医薬品のブランド保護を可能にします。
スマートボトルなどの医薬品パッケージに取り付けられたNFC IoT チップが、近接無線によりNFC リーダーにスキャンされると、NFC チップから医薬品の情報が取り出され、
その情報の真偽が確認されます。パッケージが開封されると、パッケージに取り付けられたNFC デバイスは、破壊されますので、
開封済みのパッケージを再利用して非正規薬品に詰め替えることはできません。
NFC IoT チップは、商標(ブランド)表示されたパッケージの内容を、無線を通じて、スマートフォン、ウェアラブル・デバイスなどのコンピューティング・デバイスに接続し、
正規、非正規の認証を行い、また、人工知能など最先端の技術を使って、患者に表示や音の警告を発することが可能です。
市場調査のTransparency Market Research 社は、世界の医薬品スマートボトルが、2016 年の8.86 千万米ドルから、2024 年には2.59 億米ドルまで、年率14.3%成長すると予測しています。
Carlos Moreira(カルロス・モレイラ)、 ワイズキー社 CEO は、「我々の信頼できるIoT NFC 特許と技術は、高級ブランド、物流、生産管理から、車載、小売業界にまで、
すでにいくつかの業界に展開されています。このユニークな信頼できるIoT NFC 技術は、今では主要なモバイルフォンと互換であり、
有益で持続可能な使用事例が成長しています。次にその恩恵を受けるエリアは、医薬品業界です。」と述べています。
違法な取引が懸念されるプロセスに、ワイズキーのNFC IoT チップ技術を導入し、命に係わる医薬品情報と患者の治療、服用状況などの個人情報を、安全に収集することにより、
医薬品企業は、処方薬のアドヒアランスを改善するためのオンラインでのチェックとアラートを提供するなどの恩恵を受けます。
処方薬の少なくとも20%は手渡されておらず、慢性疾患薬の50%は処方通りに服用されていません。これらの状況は、毎年の膨大で無駄な費用と、数十万人の医薬品利用者の死亡と入院の要因となります。
NFC を有効化し通信機能を利用することにより、医薬品企業は、認証されたNFC ベースのアプリを介して、非正規な流通経路、リコールされた製品、または有効期限について患者に知らせることができます。
代わりに、患者はすぐに副作用を報告できます。
ワイズキーは、合計200 以上の特許ポートフォリオ(https://www.wisekey.com/patents/)から、
46 を超えるIoT 関連特許をまとめて、WISeKey IoT プラットフォームを強化しています。
ワイズキーにとって、特許ポートフォリオと知的財産を増やすことは、会社が長期にわたりIoT 業界の主要プレーヤーとして、
科学的発見または技術革新に基づいて、他社と差別化、保護、模倣されないユニークな技術の統合に注力することを可能とします。
ワイズキーにとって、IoT 業界は、新しいビジネス領域へのきっかけです。500 億個のIoT デバイスが、2020 年までに接続されることが期待されています。
その間に世界人口は68 億人と予想されています。つまり、一人につき7個以上のIoTデバイスが2020年までにインターネットに接続されるのです。
結果として、今年はすでにIoT デバイスの数がモバイル・デバイスの数を超えると予想されます。
2021 年までに、18 億台のPC、86 億台のモバイル・デバイス、157 億台のIoT デバイスが予想されます。 2035 年までに、データの使用量は、
100 京バイト(1018=エクサバイト)から23 亥バイト(1021=ゼッタバイト)に、2,400 倍以上増加すると予想されています。
膨大で増え続ける機密データは、ワイズキーの IoT セキュリティ・チップにより保護され、コネクテッド・デバイスとバックエンドサーバーの間でやりとりされます。
保護されたデータにより、企業は新しいタイプのアプリケーションをユーザーに提供できるようになります。
これらのアプリケーションは、システム・リソースの管理強力、電力使用効率の向上、産業界での情報処理の最適化、セキュアな自動運転、
より良く高品質なヘルスケア・サービス、ショッピングやレジャーでの個人情報保護を提供するように開発されます。
[ワイズキー社(WISeKey)について]
ワイズキー社 WISeKey (SIX Swiss Exchange: WIHN) は、グローバルで先進的なサイバーセキュリティ企業です。
人間をインターネットの中心と尊重しながら、ブロックチェーン、AI、IoT を利用して、人とモノの大規模なデジタル・アイデンティティのエコシステムを開発しています。
ワイズキーのセキュア・マイクロコントローラは、今日のインターネット・エブリシングを形成する広範なコンピューティングを保護します。
ワイズキーIoT 技術は、15 億個以上のマイクロチップとして、現在、主要なすべてのIoT セクター(コネクテッドカー、スマートシティ、ドローン、農業センサー、偽造防止、スマート照明、
サーバー、コンピューター、携帯電話、暗号トークンなど)に搭載されています。
ワイズキーは、半導体チップが膨大なデータを生成するIoT エッジのユニークな位置にいます。膨大なデータは、人工知能(AI)で分析され、産業用アプリケーションを補助して、機器の故障の予測を実現します。
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