IoT (Internet of Things)が急成長を遂げ、インターネット接続が事実上全ての産業分野に広がる中、 セキュリティ脅威は数、規模共に増大を続けています。 攻撃を受けた企 業は信用や金銭の面で大きな損失を受け、知的財産の盗難や破壊を被る可能性があります。 ネットワーク ノードは暗号を使ってセキュリティを確保できますが、その手法の基礎は理解されているものの、 どのようなアプローチで実装すれば良いかは余り知られていません。
マイクロチップ社は本日(元記事日付2018年6月6日)、 ハードウェア暗号エンジン内蔵の CEC1702マイクロコントローラ(MCU)がセキュリティ規格 DICE (Device Identity Composition Engine) をサポートし、 組み込み製品に基本的なセキュリティを簡単に追加できるようになった事を発表しました。 また、DICEセキュリティ規格の実装に必要なものが全てそろった使いやすい Microsoft Azure IoT 向け CEC1702 IoT 開発キットの提供も開始しました。
[開発ツール]
ネットワーク接続型機器に認証および暗号機能を簡単に追加できる CEC1702 IoT 開発キットを提供いたします。 このキットの主な特長は以下の通りです。
CEC1x02開発ボード: 暗号アクセラレータ内蔵 CEC1702を実装済みのプラグイン モジュール(PIM)が 付属し、コード空間の節約と開発期間の短縮が可能2つの mikroBUS™互換ヘッダ: MikroElektronika社の豊富な click boards™を接続して各種設計要件 に柔軟に対応MikroElektronika社の Wi-Fi® 7 click board: Microchip社の ATWINC1510-MR210PB IEEE 802.11 b/g/nモジュールを実装し、低消費電力 IoT アプリケーションに最適化済みMikroElektronika社の THERMO 5 click board: 0~+127 ℃のレンジと-64~+191 ℃の拡張レンジで 4チャンネルの温度を計測可能。
[在庫/供給状況]
EC1702Q-B2-I/SXは本日より量産出荷を開始いたします。CEC1702 IoT 開発キットも本日(元記事日付2018年6月6日)より提供いたしま す。
詳細はお問い合わせください。
本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2018年6月6日より抜粋した内容を掲載しています。