LoRa® (Long Range)テクノロジのエコシステムは急速に成長していますが、LoRaWAN™スタックと組み合わせたモジュールとマイクロコントローラ(MCU)のメモリ内に、 アクセス可能なネットワークおよびアプリケーション サーバキーが残るというぜい弱性が原因で、セキュリティの向上が求められています。
LoRaWANデバイスのキーがアクセス可能の場合、ハッカーはそのデバイスになりすまして不正使用を承認できます。 これは、サービス収益、復旧コスト、ブランド資産価値に甚大な損失を与える攻撃の原因となる可能性があります。 マイクロチップ社は The Things Industries社と共同で本日(元記事日付2019年2月1日)、 セキュアで信頼できる管理された認証を世界的規模で LoRaWANデバイスに与えるエンドツーエンド セキュリティ ソリューションを発表しました。
本ソリューションはハードウェア ベースのセキュリティを LoRaエコシステムにもたらし、MCUにも無線にも依存しない ATECC608A-MAHTN-T CryptoAuthentication デバイスを、 The Things Industries 社のマネージド ジョイン サーバおよびマイクロチップ社のセキュア プロビジョニング サービスと組み合わせています。
[開発ツール]
ATECC608Aは、いかなる MCUおよび LoRa無線デバイスとも組み合わせる事ができます。 開発者は、ATECC608Aを SAM L21 MCU (Arm® MbedTM LoRaWANスタックでサポート)または最近発表された SAM R34システムイン パッケージ (マイクロチップ社の LoRaWANスタックでサポート)と組み合わせる事で、セキュアなLoRaWANデバイスを展開できます。 ラピッド プロトタイピングの場合、CryptoAuthoXPROソケットボードと、 SAM L21 Xplained Pro (atsamd21-xpro)または SAM R34 Xplained Pro (DM320111)上の The Things Industries社がプロビジョニングした部品を使えます。
[在庫/供給状況]
The Things Industries社向けの ATECC608A-MAHTN-Tは、1年間のプリペイド TTNサービスを含め本日より量産出荷を開始いたします。詳細はお問い合わせください。(元記事日付2019年2月1日)
本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2019年2月1日より抜粋した内容を掲載しています。