コーヒーメーカーからサーモスタット、灌漑システムまで、PIC®マイクロコントローラ(MCU)は無数の組み込みアプリケーションの中心です。 開発者が次世代の PIC MCUアプリケーションをクラウドに移行させるには、通信プロトコル、セキュリティ、ハードウェア互換性に伴う複雑さを克服する事が必要です。 これらのアプリケーションの開発期間を短縮するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2019年2月22日)、 低消費電力PIC MCU、CryptoAuthentication™セキュア エレメント IC、認証済みWi-Fi®ネットワーク コントローラを組み合わせた、 Google Cloud IoT Core向けの新しい IoT (Internet of Things)ラピッド開発ボードを発表しました。
本ソリューションは、PIC MCUを使ったアプリケーションを簡単に接続およびセキュアにできるようにする事で、 大規模なソフトウェア フレームワークとリアルタイム オペレーティング システム(RTOS)につきものの開発期間の長期化、 コストの増加、セキュリティの脆弱化を防ぎます。Google Cloud IoT Coreは強力なデータとアナリティクスを提供し、より優れ、 よりスマートな製品の開発を支援します。
Google Cloudとの Microchip社の長年のパートナーシップの一環として、 PIC MCU アプリケーション設計者は PIC-IoT WG 開発ボード と無償のオンライン ポータル(www.PIC-IoT.com)を使って次世代製品にクラウド接続機能を簡単に追加できます。 接続後は、マイクロチップ社の MPLAB® Code Configurator (MCC)を使ってアプリケーションを開発、デバッグ、カスタマイズできます。 本ボードは以下を含むスマートデバイス、コネクテッド デバイス、セキュアデバイスを備え、コネクテッド アプリケーションを短時間で開発できます。
最近発表した AVR-IoT WG開発ボードに PIC-IoT WG開発ボードが加わる事で、設計者は任意のMCUアーキテクチャを柔軟に使ってクラウド接続型アプリケーションを簡単に開発できます。
[開発ツール]
PIC-IoT WG開発ボードは MPLAB X統合開発環境(IDE)と MCCラピッド プロトタイピング ツールでサポートされます。 本ボードは 450種類を超える MikroElektronika社製 Click boards™と互換です。これらを使うとセンサとアクチュエータの選択肢を広げる事ができます。 本キットを購入してオンライン ポータルサイトにアクセスすると、センサから発信されるデータを可視化できます。 PIC-IoT WG開発ボードと一緒に完全な基板回路図とデモコードも提供しているため、差別化した IoT 最終製品をお客様が短期間で市場に投入するのに役立ちます。
[在庫/供給状況]
PIC-IoT WG開発ボード(AC164164)は本日より量産出荷を開始します。詳細はお問い合わせください。(元記事日付2019年2月22日)
本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2019年2月22日より抜粋した内容を掲載しています。