エム・シー・エム・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:末松 緑)は、エーシックス社(ASIX Electronics Corporation台湾/新竹)製の小型で設計が容易なEtherCATスレーブコントローラSoC、AX58200の取扱いを開始しました。
AX58200は、急速に成長しているグローバルでスマートな製造市場に対応した、2つのイーサネットPHY内蔵のEtherCATスレーブコントローラSoCです。小型パッケージ(10×10mm)で設計が容易なソリューションを提供します。
製品特長
- DSPを持つARM(R)Cortex(R)-M4Fコア(192MHz)を装備
- OTA(無線ファームウェアアップグレード)をサポートするための512KBのデュアルバンク・フラッシュメモリ内蔵
- 外部SPIフラッシュからのコード実行を高速化するためのXIP(eXecute-In-Place)をサポートする32KBキャッシュを含む160KB SRAMを内蔵
- セキュアブートのために工場で事前にロードされた32KBブートローダー
- 機密プログラムまたはデータを保存するための安全なスペースを提供するための4KBセキュアROM
- RMIIおよびハードウェア暗号化アクセラレーターを備えた10/100MbpsイーサネットMAC
- HS USB OTG
- SPI/UART/I2C/I2S/CAN/PWMなどの追加の通信インターフェースをサポート
- 銅線とファイバーの双方のイーサネットアプリケーションをサポートできる2つのFE PHY
- 9KB RAM
- 8つのフィールドバスメモリ管理ユニット(FMMU)
- 8つの同期マネージャー
- 64bit分散クロック内蔵
- 小型な144pinのHSFBGA(10×10mm、0.8mmピッチ)RoHS準拠のパッケージ
- -40~85°Cまたは-40~105°Cの動作温度範囲に対応
アプリケーション
AX58200は、CoE/FoE/VoEなどの標準EtherCATプロトコルを備えたすべてのEtherCATシステムと相互運用可能であり、モーター/モーション制御、デジタルI/O制御、センサーデータ取得、ロボット工学、EtherCAT IO-Linkマスターなどの産業オートメーションフィールドバスアプリケーションに適しています。