2020.08.13

IIoTアプリケーション向けの費用対効果の高いPCIe to TSNソリューション


TSNとOPC UAの組み合わせは、産業用インターネット（IIoT：産業用インターネットとして知られている）を実現するための重要な技術を提供し、次世代の産業用通信技術の新星になるでしょう。

世界的なCOVID-19肺炎の流行は広がり続け、世界中の製造業の操業や作業習慣に徐々に影響を与えています。 人と機械間のヒューマンロボットコラボレーション（HRC）の利用は、工場の生産効率と製造品質を向上させるために使用されます。 このマーケティングトレンドは、スマートファクトリー産業オートメーションアプリケーションの開発を加速する新しい機会をもたらします。

Time Sensitive Networking（TSN）テクノロジーは、IEEE TSN Task Groupによって開発中のIEEE 802.1標準のセットであり、OSIモデルのレイヤー2：データリンクレイヤー（DLL）通信テクノロジーです。 TSNは、標準イーサネットでハードリアルタイム、確定的および低遅延機能を提供し、産業用通信のリアルタイムデータ伝送要件を満たします。 オープンプラットフォームコミュニケーション・ユニファイドアーキテクチャ（OPC UA）テクノロジーは、OSI 7レイヤーモデルのアプリケーションレイヤーに基づいてOPC Foundationによって開発されたクロスプラットフォームのマシンツーマシン（M2M）産業用通信プロトコル標準であり、 異なる産業オートメーション装置間の通信言語です。 TSNとOPC UAの組み合わせは、産業用インターネット（IIoT：産業用インターネットとして知られている）を実現するための重要な技術を提供し、次世代の産業用通信技術の新星になるでしょう。

エーシックス社(ASIX Electronics Corporation)は、産業用イーサネット / EtherCAT / TSNテクノロジーの研究開発に深く関わっています。 中華圏で最初のEtherCATスレーブコントローラーと新世代のEtherCATスレーブコントローラーSoCを発売した後、ASIXは本日、新しいTSN製品であるAXM57104クアッドポートTSNギガビットイーサネットPCIe NICカードを発売します。これは、産業用通信アプリケーション向けのIT（情報技術）ネットワークとのOT（運用技術）ネットワークを簡単に統合できます。

AXM57104は、PCI Express v2.1 Gen1準拠、IEEE802.1 AS-Rev/ASおよびIEEE1588V2準拠のタイミング同期、時間に敏感なストリームの転送とキューイング（FQTSS）を含む拡張TSN機能をサポートします。Forwarding and Queuing of Time Sensitive Streams（FQTSS）：IEEE 802.1Qavに準拠したCredit-Based Shaper（CBS）、IEEE 802.1Qbvに準拠したTime-Aware Shaper（TAS）、また、IEEE 802.1Qciに準拠したPer-Stream Filtering and Policing（PSFP）を備え、加えて32の同期I/Oピン、1秒あたりのパルス（PPS）出力、およびアプリケーションプログラミング（IAP）経由でフィールドアップグレードもサポートしています。

AXM57104は、IIoTアプリケーション向けの費用対効果の高いPCIe to TSNソリューションであり、産業オートメーションプラットフォーム、TSNゲートウェイを介したフィールドバスでTSN機能を実現し、非リアルタイムITネットワークとリアルタイムOTネットワーク（EtherCAT/PROFINET/EtherNet IPなどのさまざまな産業用イーサネットプロトコルなど）を統合します。


図1. ASIX AXM57104クアッドポートTSNギガビットイーサネットPCIe NICカードソリューション

エーシックス社は、設計者がAXM57104 TSN製品の開発をスピードアップするためのAXM57104ボードサポートパッケージ（BSP）を提供します。 ASIXには、プロフェッショナルでタイムリーな技術サービスをお客様に提供する優れたエンジニアリングチームがあります。 詳細については、お問い合わせください。

本記事は、エーシックス社プレスリリース2020年8月11日より抜粋した内容を掲載しています。
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