IoTが産業および民生用アプリケーションにおけるネットワーク接続を推進し、 コネクテッド ビークルが車内および操作機能を強化するにつれ、ヒューマンマシン インターフェイスとリアルタイム制御を向上させるため、 より高性能なマイクロコントローラ(MCU)が求められています。 マイクロチップ社は本日(元記事日付2020年5月7日)、PTC(ペリフェラル タッチ コントローラ)を備えた初めての機能安全対応、 次世代のAVR®-DA (MCU)ファミリを発表しました。
マイクロチップ社の 機能安全対応(Functional Safety Ready)指定デバイスは最新の安全機能を備え、 安全マニュアル、FMEDA(Failure Modes, Effects, and Diagnostic Analysis)レポート、 場合によっては診断ソフトウェアでサポートされます。 これらのデバイスを使う事により、エンド アプリケーションの安全性の認証にかかる時間とコストを節約できます。AVR-DAファミリは、堅牢な動作を保証するために複数の安全機能を備えています。 例えば、十分な電源電圧が供給される事を保証するためにパワーオン リセット、ブラウンアウト リセット、電圧レベル監視機能を備えています。 フラッシュメモリ内のアプリケーション コードが有効である事を確認するための CRC(巡回冗長検査)スキャン機能も備えています。コードの整合性を確保する事で、意図しないアプリケーションの挙動を防止できます。
ブロック図
開発ツール
AVR-DA ファミリのサポート ソフトウェアおよびハードウェアには様々な選択肢があります。 ソフトウェアは MPLAB®X、MPLAB Xpress、Atmel Studio、コード コンフィグレーション ツールは MCC、START、コンパイラは GCC、XC8、IAR Embedded Workbenchが対応しています。 XC8 コンパイラの機能安全認証済み版は Microchip社の機能安全対応プログラムで提供しています。 ハードウェアは MPLAB PICkit™4デバッガ/プログラマ、MPLAB SNAP、Atmel ICE、AVR128DA48 Curiosity Nano評価用キット等が対応しています。
在庫/供給状況
AVR-DAファミリは本日より量産出荷を開始いたします。詳細はお問い合わせください。(元記事日付2020年5月7日)
本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2020年5月7日より抜粋した内容を掲載しています。