クラウド接続型アプリケーションを作成する際、通信プロトコル、セキュリティ、ハードウェア互換性に要する専門技術を習得するには、 従来長い時間と多くの資源が必要でした。これらの課題はしばしば、 大規模なソフトウェア フレームワークとリアルタイム オペレーティング システム(RTOS)を使って克服されてきました。
しかしこれは、開発期間の長期化、開発工数の増加、開発コストの増加、セキュリティの脆弱化をもたらします。 マイクロチップ社は本日(元記事日付2018年10月11日)、Google Cloudとの幅広いパートナーシップの一環として、 コネクテッド デバイスのラピッド プロトタイピングが可能な IoT (Internet of Things)開発ボードを発表しました。 このソリューションは高性能 AVR®マイクロコントローラ(MCU)、CryptoAuthentication™セキュア エレメントIC、 認証済み Wi-Fi®ネットワーク コントローラを備え、シンプルかつ効率的に組み込みアプリケーションをネットワークに接続できます。 インターネットに接続したら Google Cloud IoT Coreでデータを容易に収集、処理、分析し、意思決定を知らせる事ができます。
AVR-IoT WG 開発ボードを使う事で、無償のオンライン ポータルサイトから簡単に Google Cloud接続を追加できます。 接続後はマイクロチップ社の開発ツール、MPLAB® Code Configurator (MCC)、 Atmel START を使ってクラウド上で開発およびデバッグできます。 本ボードはスマートデバイス、コネクテッド デバイス、セキュアデバイスを備えており、IoT 設計を簡単にクラウドに接続できます。
[開発ツール]
既に発表したように、AVRデバイスは現在 MPLAB X統合開発環境(IDE)で試験的にサポートされているため、 AVR-IoT 開発ボードを使った開発には MCCと Atmel START のどちらも使えます。 本ボードは 450種類を超える MikroElektronika Click ボード™と互換です。 これらを使うとセンサとアクチュエータの選択肢を広げる事ができます。 本キットを購入してオンライン ポータルサイトにアクセスすると、センサから発信されるデータを可視化できます。
[在庫/供給状況]
AVR-IoT WG開発ボード(AC164160)は本日(元記事日付2018年10月11日)より量産出荷を開始します。
詳細はお問い合わせください。
本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2018年10月11日より抜粋した内容を掲載しています。